『さよならあかるい尾骶骨』 作者紹介:小高知子
10月に上演する『さよならあかるい尾骶骨』の作者を紹介します。
小高知子
1993年大阪市出身。京都市在住。2014年伊丹想流私塾にて劇作をはじめる。2016年に『さよならあかるい尾骶骨』が第7回近松賞最終候補、2019年に『光の中で目をこらす』が第24回劇作家協会新人戯曲賞最終候補となる。俳優として活動することもある。陽気。気をつけないと喋りすぎる。
この公演をやろうとなったのは、彼女の戯曲を読んだことがはじまりだった。mimaculのワークショップに参加してくれたことから知り合い、毎回いろんなワークを試みる中で、言葉の生成速度が速く、毒にも薬にもならないものは書かないような尖ったものを持っている人だということはわかっていた。実際に小高さんの戯曲の作品を読んだのは半年間のワークショップ終盤で、これは発声されるべき本だと思った。しかもまだ彼女の戯曲は上演されたことがないという。なおさらやりたくなった。
そこから企画を立ち上げることになったのだった。うまい具合にmimaculメンバーにはこの作品をやるのに声をかけたい俳優が揃っていた。なぜか。それぞれ独自のやり方で舞台芸術に関わっている俳優陣。今回この作品は演出というポジションの人をおいていない。だから全員が演出である。それが可能なメンバーであるし、そういう演劇を作りたいと思っていたのだった。
船頭多くして船山に登るならば、登ったところから見える景色を眺めて、登った先に行ってみたい。
増田
0コメント